スポーツは知識と形から入る!
若い人は「とにかくやってみよう」ってことで、なんでもどんどんチャレンジしていきますよね。
ところがある程度年をとってくるとなんか妙に理屈っぽくなって、まず頭で理解しようとするんです。
「なぜそうなるかが理解できれば、かならずや実際にできるはず」
という理論を信じて行動するわけです。
んで、こまったことに、頭で理解できた瞬間から、自分はすでに滑れるなんて勘違いを始める。
まだ一度も滑ったこともないくせに「ボードはね・・・」なんてうんちくをたれる。
しかも、同じようなハウツー本を何冊も購入し、それを大学入試のごとく丸暗記する。
どんどん、根拠のない自信がふくらんできたころ、いざ実践となりこんなはずじゃなかったと落胆する。
そんなおやじが私です。
わかってはいるんですよ。でも、若いころに比べて、リスクをできる限り回避しなければならない立場なんですよ、社会的にも家庭的にもね。
それに、「金はないけど時間ならたっぷりある」という私の若いころとはちがって、今は時間もない。
できるだけ効率的にしかも安全に楽しむ必要があるのです。
まあ、住宅ローンもはるか未来まであるわけで、けっしてお金があるわけではないんだけど、時間と安全には替えられませんもんね。
で、まず、ハウツー本を2冊トイレの中で読破!とくに怪我をしないことに重点をおいて読みました。
ふむふむ、柔道をやっていた私は「うーんやっててよかった」と一安心です。ほらほら、だんだん、その気になってきました。「ボードってもんはね・・・」女房殿に講釈が始まります。
そんなこんなしているうちに友人がボードを売りたがっているという情報をキャッチ。
なんでもおニューのボードをGETしたため、古いのを処分したいとか。
おお!渡りに船とはこのこと。友人より、ボード+バインディング+リーシュコード+1日レッスン約束を格安でGETすることができました。
ブーツは近くのお店で、試し履きをして、一番ぴったりなのをGET、予算より安かったけど、高級品はどれも私の足にはあいません。
根っからの貧乏性ですね。 「ブーツには金を惜しむな」と言われてたんですが、やっぱり、ぴったりなのが一番ということでこれに決めました。
まさにハウツー本通り。
グローブはスキー用があるんで、とりあえず、これを使おうと思います。ウエアもボードっぽい(ロングタイプ)やつなんで、これでいいかな。
そうそう、ボードとバインディングは結構いいやつらしいです。友人の弁によれば、「ボードはばーとんのぶらっしぃもでるって言ってね、ちょっと古いけどいい板だよ」とのこと、
バインディングもばーとんらしい、たしかにBのマークがはいってます。
別の友人に「俺、ばーとんのボード、中古だけど買ったんだぜ!」と話たところ、その友人も(ボード暦4年くらい)今年ニューボードを買ったとのこと。
やっぱり、新しいボードの方が乗りやすいかと思って、「俺のボードよりそっちの方が初心者は乗りやすいのかな」って尋ねたら、「いやいや、俺のはアルペンのボードだから」って。
「へー、アルペンのボード?今テレビでコマーシャルしている40%OFFってやつね」
一瞬の間をおいて大爆笑。そういえば、本にアルペンボードって載ってたなー。
ま、なんにしろ、道具はとりあえずそろったわけです。