初挑戦！予想してたとはいえ・・・

　ものがそろえば、そりゃあ　誰だって滑ってみたいですよね。
　都合のいいことに通勤経路の途中に人工ゲレンデがあるんですよ。
　っていっても、７０×３０Ｍくらいの人工芝に水をまいて滑るやつですけど。

　そろそろ鏡の前でポーズをとるだけに飽きてきた（笑）私は、ゲレンデデビュー（っていうのかなー）する決心をしました。

れれ！ちゃんと習うんじゃなかったっけ。うーん困った。　
しかし少しでも早く滑ってみたい私はむりやり次への理論を考え出します。
「本当はきちんと習ったほうがいいんだけど、ある程度、体験しておいたほうが、次ぎ習うときに上達が早いはず」
おやじお決まりの理屈を免罪符として、述べ数時間にも及ぶイメージトレーニングを引っさげ、いざ人工ゲレンデへと足を運びました。

　通勤では毎日前を通っているんだけど、あらためて中を見るのは初めて。外から見てみると、すべっているのは若いにいちゃんがほとんどです。しかも、むちゃうまい！
　飛んだりくるくる回ったり、うーん、かっこいい！
　で、へたくそはいないかな・・・あっいたいた、あの女の子、へったっぴだ！しかし、へたっぴな女の子はむちゃうまい彼氏といっしょで、きゃあきゃあいいながら楽しんでいる様子。
　どう考えても私は浮いてるよなー

　ほんと帰ろうかとも思いましたが、しかしここで負けてはいけない！今恥をかいてもいいじゃないか。できるだけころばないようにすればいいんだ。（この時、私はまだ結構滑れるつもりでいた。そう、イメ・トレの自分のように）

　まるで、学生さんがポルノの映画館にでもはいるように、そわそわと周りを見回し、チケットを購入・・・するないなや、できるだけ周りの人と目をあわせないように、そそくさと中に入りました。

　すばやくブーツに履き替え、（もう何度もはいているので、慣れている。なんで？）おくすることなく、レンタルボードコーナーのおねーちゃんに聞きました。

　「あのー初めてなんですけど、一番迷惑にならない場所はどこでしょう。」

　おねーちゃんがすっと指さした先には・・・おっ！黒いゴムがひいてある！　そうです、下から２０Ｍくらいまで、ゲレンデの一番はしに幅１Ｍくらいのゴムがひいてありました。
　「なるほど、最初はこのゴムを上って、途中から滑るんだな。」私の理解は早かった。でも・・・、ゴムを上ろうとしている人なんて誰もいない。みんなベルトコンベアーで、頂上に上っている。
　まあ、初心者なんだから、しかたないや。私はゴムを上りました。