ボードだけではない!おやじは宿泊先でも楽しむ。

○明日を考えないのは若者だけではない!

ところで我々おやじ軍団のアフターボードはと言いますと・・・

無事その日のボードも終わり、だれもおいて行かれることもなく無事バスに乗り込むことが出来ました。
ただ、点呼を取った後に、おやじはうろうろと
缶コーヒーを買いに行きみんなのヒンシュクをかいます。

一応ガイドさんも「買ってきていいですか」と聞かれれば、まあ、目くじらをたてるほどでもなく、ほんの2〜3分で戻ってくるんだろうし、「いいですよ」と言ってしまうんですが、これが命取り。

その人が戻ってきたら、「おっ!うまそうだな。俺も買ってこよう」と次の人が出て行きます。

ガイドさんも、「貴方はだめです」とも言えず、この缶コーヒーリレーがけっこう続くんですよね。
「あれ、ミルクセーキがあったの!どこに!」

やっと缶コーヒーリレーが終わって、ガイドさんがほっとした瞬間。

「すいません、トイレ行ってきます。」
「お、じゃ、俺も・・・」

てなわけで、おやじの宿泊地は広島市内です。
解る人にはわかるでしょうが、ちょっと(かなり)ゲレンデからは遠いです。

バスに揺られること2時間、その間、おやじたちのとる行動はだいたい次の3パターンです。

(1)いきなり靴下を脱いで、マッサージを始める。

(2)そんな元気もなく死んだように眠る。
  (この場合、折角買った缶コーヒーはそのまま持ち帰り)

(3)今日どこに飲みにいくか計画する。

で、この中でなにが始末にわるいかって、やっぱり夜の行脚計画班です。

日が落ちてくるとおやじはそわそわ・・・・・。
で、出てくる言葉は「ねー、今日どこ飲みいくー?」

だって、久しぶりに女房子供から開放されていて、最終電車も女房への言い訳も考えなくていいんですもん。

しかも、ほとんどの人たちが、「もし、何かあった時の為」と称して多少余分にお金を持ってきています。

この「もし、何か」という非常にあいまいな制限をおやじはいとも簡単に過大解釈してしまいます。

「いやぁみんなが飲みに行くって言うから・・・・」
これがおやじの「もし、何か」
です。

もちろん後日、女房殿にこってり絞られることは解っているのですが、この機会を逃すと次はいつになるかわかりません。

決死の覚悟でおやじはボードに来ているのです。

そんなおやじが町にくりだしゃあ、そりゃあなた、正に水を得た魚です。

さて、我々はというと、せっかく広島に来たのだから、とりあえずは広島風お好み焼きを食べようという話になりました。

しかし、食にこだわるおやじは、そんじゅうそこらのお好み焼きやでは納得しません。
充分に吟味してお店を決める覚悟です。

ホテルに帰るやいなや「30分後にロビーに集合!」という指示が飛びます。

とても間に合いそうにない時間なんですけどね。

いや、気合が入っている時は、30分で集合できると思ってるんですよ。ところが、部屋に帰ってシャワーを浴びて、着替えるころにはすでに体力の限界、カラータイマーがぴこんぴこん鳴りはじめます。

ソファーに座るともう立上がれません。それでも、集合時間を10分ほどすぎたころに「みんなが待っている・・・行かなくては・・」と、傷ついた足をさすり、みんなを待たせていることに罪悪感を感じながらロビーへと向います。

「みんなに誤らなきゃなー」思いながらエレベータから降りると・・・

すでにロビーには誰もいない。

ひどいじゃないか!ほんの10分ほど遅れただけなのに置いていくなんて!

そんな時、エレベーターから、また1人降りてきました。

「おいおい聞いてくれよ、みんなひどいんだぜー 実はね・・・・」

そいつの後から、みんながぞろぞろと・・・・

私が一番だったのね。みんな時間は守ろうよ。と、10分遅刻の私は思うのでした。