乗鞍スカイライン、ラストランツーリング
著作・製作　TAKA2　　TAKA2ってどんな人？
2002年9月22日〜26日　おおむね晴れ！

スタートは６４６４Ｋｍ、 さて帰り着いた時は何キロになってることやら。 見通しはわるかったけど、幻想的な八丁峠も なかなかよい。 ペースは上がるが、いきなりの転倒はいただけない ので、自然とジェントルな走りに。

　　　　◇朝もやの中へ出発◇

　実は、本日・明日と、久住ツーリングクラブ主催による山口・萩への一泊ツーが開催される。

　本来私も参加の予定だったが、社内のキャンプと重なったため一旦キャンセルしたものである。

　しかし、結局は子供のけがのためキャンプには参加できなくなってしまった。

　そこで今回、萩までは久住クラブの面々といっしょに走ることとした。

　久住クラブとの合流場所は、めかりＳＡに９時４０分だ。まだ十分すぎるほど時間がある。

　折角なので、朝もやの八丁峠を越えていくとしよう。

続々と集まる９１０メンバー 途中までですが、よろしくお願いしますね。 バックミラーに写る仲間の姿がやたらと 心強かったりするよね。

　　　　　◇９１０ファミリーとの合流◇

　下関インターチェンジより高速に乗り、数分でめかりＳＡに到着する。

　時計を見ると８時４０分、集合時間までまだ一時間もある。早く着きすぎた。

　休憩所に入り、うどんを食べるか随分悩むが、結局コーヒーだけ買ってぼーっと海を眺めることにする。


　そうそう、私の一人ツーはだいたい忙しいものが多い。休みもほとんど取らない。
　早く着きすぎたからではあるのだが、こんなにのんびりと海を眺めることなんかめずらしい。

　考えてみれば、あと６日間バイクに乗れるのだ、６日後に家に帰り着けばいい。
　そう思うとすごく幸福な気分になる。そういう時ってみんなもあるよね。

　９時前には久住クラブメンバーが到着する。こちらもかなり早い到着だ。
　話しているうちに北九州メンバーも到着し、役者が全員そろう。
　いや、もう一人いる。ポン太さんだ。

　ポン太さんとは、途中のＳＡで合流の予定だ。

近くから見るとかなりの迫力！ 波風も強い。みんな童心にもどっちゃいました。

　　　　◇みんなで観光◇　

　高速を快調に飛ばし、ポン太さんと合流。とりあえず高速を下りた後、食事しようということになる。

　途中のラーメン屋さんで食事を行い、ガソリンも補充してホルンフェルス断層へ向かう。

　海沿いを走ると、その風の強さに驚く。


　ホルンフェルス断層、初めて見た。最初そのスケールがわからなかったが、５分ほど歩いて岸壁まで行けばその雄大さを感じることができる。

　ひとしきり波打ち際でさわいだあと、お土産売り場前にてサザエのつぼ焼きをＧＥＴ！
　一個１００円とリーズナブルだ。

　こいつを食べてみる。うまい！
　思わずもう一個いただくことに。








　　　　　◇出雲大社へ・・◇　


　さて、みんなはこれから南下し、萩に向かう。
　北上をつづける私は、ここでお別れである。

　あたたかい皆と別れをつげ、一人で走り出すと、孤独感が押し寄せてくる。
　しかし、この孤独感も決して悪いものではない。自由な開放感と近いものがある。

　考えてみれば、ここが今回のツーリングのスタートといえないこともない。

　自由奔放に（と言っても、ただ普通に走っているだけだが・・）国道９号の海岸線を走る。
ツーリングマップルのページをめくるペースが速くなる。

　道路案内板に出雲の文字が登場してきた。
　出雲といえば出雲大社だ。一度よってみたいと思っていた。

入り口の灯篭・・・ やっぱり夜になっちゃいました。 さすがに暗いっすね。 えーっとお神楽です。　たしか・・

　国道から夕日を追いかける形で左折する。

　きっと最近整備されたのだろう、まっすぐな道が海の方向に伸びる。

　できれば日のあるうちに参拝したいが、国道から思ったより距離がある。



　にわかに「出雲そば」の看板が増え、神社前のにぎやかな町並みになる。出雲大社に到着した。

出雲大社に到着すると、案内板にしたがい大駐車場へ入る。


　このくらいの時間になるとさすがに人通りも少なく寂しくなる。
　一番トイレにちかいところにバイクを止め、早速、先ほど分かれた師匠に「今ここメール」を送る。


　みんなと別れて３時間ノンステップなのだが、まったく疲れていない。
　早く出発したい気持ちもあるが、はやる心を抑えて、境内を少し見て回ることとする。


　お土産屋の横を通り抜け、出雲大社の中心部まで歩いたが、参拝している人が誰もいない。
　とりあえずお賽銭を５円入れて世界平和をお願いしてきた。


　携帯が鳴った、師匠からの返信メールだ。
　見てみると、「どこだかわかりましぇーん」とのこと。
　「今ここメール」の地図には出雲大社と載ってはいないのだろうか。

　メールによると今ビール待ちらしい、しかもふぐ待ちらしい。
　メールの文字を見ても、すでに出来上がっているのが判る。


　さて、人もすくない境内をなにをするでもなくうろついていると若いカップルが写真を撮ってくれとのこと。
　お安い御用！２枚も撮っちゃいました。

　しかし、すっごく幸せそうなカップルだったなー
　恋人通しというよりは新婚ってな感じ。

　これからの人生お幸せに。って願わずにはいられませんでした。

またにぎやかな時にゆっくり来たいな。
そう思いました。

でも、普通の観光では見れない風景が見れたことも事実。

プライベートな出雲大社を垣間見た気分だ。




　　　　　◇ひたすら鳥取へ◇　

さて、出雲大社をあとに、また国道９号線を走り始める。
とりあえずすぐに吉野家の牛丼（大盛り＋生卵）でおなかを落ち着け、また走り出す。

なかなか開けた町で、周りにはレストランやカラオケ、ゲームセンターなどのネオンがにぎやかだ。

知らない町のこんなバイパスを走るのも楽しい。

そして国道を少し外れてみる。
暗い道を走る。生活のにおいがする。

また国道９号をいいペースで走る。休憩を取る気にはならない。

４時間ほど走ったところでそろそろ本日の宿泊地を探すこととした。

どこか泊まれるところはないか・・・

マップを見ると数Ｋｍ先に道の駅ポート赤碕があるようだ。

道の駅に着くと、時間が時間（１１時くらい）だけにレストランなどはすべて閉店しているが、社内泊の車はたくさん止まっている。

かなり大きな道の駅である。
２４時間コンビニもある。

早速裏のほうにテントを立て、コンビニにてカップラーメンとおにぎり、それとお茶を購入。

一応、コンビニのおにーちゃんに「あそこで泊まるからね」と伝えてテントに戻り、食事のあと、夜の海岸線を少しおさんぽ。

真っ暗な海を見つめながらジョージアロング缶（ホット）を一口。

さて、明日も早いし、そろそろ寝ようかな。