うなぎ食っちゃお!ツーリング
著作・製作 TAKA2  TAKA2ってどんな人?
2001年11月11日 まずまずの天気だけど寒い


今回は久住オートクラブの初ツーに、呼ばれてもいないのに乱入!
我が息子をタンデムシートに乗せ、いざ出発。
さて、どんな出会いがまっているのか。



親子そろってバイク中毒!

「ねえねえ!パパ、日曜日どこいくと?ツーリングやろ!峠あると?おいしいもん食べると?」
常に平静を保っていたつもりでしたが、どうやら息子にはすべてお見通しのご様子。

そうです、今回は久住オートクラブ主催による初ツーリングが柳川で行われるという情報をキャッチ!
これは行かねばなるまい!

具雑煮ツー以降というもの、地鶏ツー、唐津バーガーツーと、食べ物がタイトルについているツーばかり参加している私としては、
多少硬派なツーにあこがれを残しつつも、「食べ物シリーズはやはり私が行かねば!」とみょうな責任感をいだきつつ、
呼ばれてもいないツーへの乱入を決意したのでした。

こんなにうまい話(ほんとに美味い)を息子が見過ごすはずがない!

すぐに女房殿に話をつけ、数日前からの風邪も日曜までに治すという約束で私のリアシートをキープ。

「ねえねえ、はーれーのにいちゃんも来ると?」これは言わずとしれたVAN氏のこと。
さして話をしたわけではないのに、なぜかVAN氏がお気に入りの息子です。

「ああ、もちろんさ!はーれーのにいちゃんは来るよ。」「じゃあ、ジーパンはいていかなきゃね。」

????なんで?
まあ、だんだん子供の考えてることが解らなくなるのはいたしかたないこと、その理由を追求するのはよしました。

親の愛情なんて・・・・

いよいよ当日!
少しでも息子に楽にツーを楽しんでもらおうと、朝から寝袋を引っ張り出し、これをリアカウルの上に括り付けます。
そう、簡易シーシーバーの出来上がり!

角度は?場所は?高さは?
いろいろ組みなおして、うん!これならいいだろう。意気揚揚と息子を外に呼出します。
「どうだ!これいいだろう」

息子「・・・・パパ、今日どっか泊まると?」

ちがうちがう!これが背もたれになると説明すると・・・

息子「なーん、峠にいくっちゃろも!それだとうまくうごけんやん!」(ってお前、峠で何する気だ!)
息子「あのー悪いんだけどさーそれ外してくれる」

ががーん!
親の心子知らずとはよく言ったもの、この父の愛を踏みにじるとは!
息子「だって・・・かっこわるいやん」

ががーん!

しかたないので取り外すことに・・・
でも、取り外し中も、「これ、いいと思うけどなー」って、誰が聞こえるでもなく多分10回くらいつぶやきながら、
未練たらたら結局しぶしぶ・・・・

ま、いいか、今日はどのみち国道だし、そんなに飛ばすこともないし・・・
早速、愛車「ときちゃん」をたたき起こし、「まだ眠〜い」と勤労意欲のない牛のようなエンジンをなだめながら、そろそろと走り出します。

真のツーの目的??

途中、手が冷たいと言う息子のために滑り止めの軍手をコンビニで購入し、一路待ち合わせ場所であるハーレーショップへ。

ショップに着くと、まさに開店準備の真っ最中。
「かまいませんよ」という店員さんのお言葉に甘えて、店内を物色すると、そこはまさに宝の山!
印鑑を持ってきてたらどうなったろうと思うほど物欲がわいてきます。

「ぱぱ、そっちより、こっちのほうがすごいよ、だってマフラー2本だもん」
「こっちはブレーキ(ローターのこと)の穴が多いからこっちがいいよ」
「こっちのほうが前のブレーキが2個ついている・・・」

どうやら息子にとって、バイクの価値とは、数の多いほうが上らしい。

そんなこんなしてると、耳元でささやきが・・・
「試乗できますよ〜」

いかんいかん!乗ったら最後だ!ローン地獄まっしぐら!
だって高そうなバイクばかりだもん。


そんなこんなで30分もいると神経ぐらぐらになります。「もう我慢できんっ!」震える手で契約書を手に取ったその時(ってのは冗談ですが)、みなさん到着。

ここで、VALCANさんと師匠さんと初めての挨拶を交わします。

VALCANさん、お年と聞いてましたがしぶいっ!
背が高いってのもあるかもしんないけど、スレンダーでかっこいい!
またなにげな小物がまたしぶい!
口数すくなく、声のキーが低いのもしぶい!

私もあんなふうに年が取れれば・・・・

無理だな、所詮受けねらいの人生だもんな。

VALCANさんが1話すうちに私が50くらいしゃべって(だから私は渋い人間にはなれないって)みんなで店内へ。

いや、店内に入る前に店前の新型BMでひっかかっている人発見!
こりゃ、来年の春は、新車購入記念ツーがやれそうですね、Hanajinさん。(笑)

おっとこっちではアプリリアに引っかかっている集団が・・・
おもちゃ売り場で超合金マジンガーZを見つめる子供のような目でじっと凝視しているのはAkutaさん。
すかさず店員さんがエンジンを「ずぉん!」
ん〜いいじゃないですか。

「これ試乗車ですので乗ってみませんか?」誘われた私の第一声は「これ、いくらなんですか?」
みんな乗ってみたらどうですか?と誘い合うのですが、結局だれも試乗せずじまい。

だって、250万の化け物バイク、なんかあったらこわいもん!
ただ、脳裏には、これで事故ったら、それを理由に買い取るという言い訳が女房に使えるかな・・と思ったのは確かです。

さて、後ろ髪を引かれる思いのショップを後に、いよいよ柳川にむけ出発!

・・・・


・・・・


・・・・



はいっ!到着!(爆)

いや、だって、ほんとあっという間なんだもん。
それでも知りたいって言う人のために、あえて乗っけると・・・
途中、混んでいるわけでもなく、さりとてすいているわけでもなく。
飛ばすわけでもなく、さりとて徐行でもなく。
ハプニングもなく、
休憩もなく、

です!(爆)
バイクに乗っている話なんか全然でてこんやん!
これほんとにツーレポかいな?



ま、いいや、

おうなぎ様お久しゅうございますぅ〜

黙ってましたけど私通風なんです。え、みんな知ってる。なんで?
私しゃべりまくったっけ?
やっぱ渋い大人にはなれんなー

で、うなぎなぞというものは禁止なんですよー(でも、通風なんて本人はあまり気にしていない。)
だから!だから今日は絶対に来たかった!
久しぶりのおうなぎさまとのご対面!

場所は・・場所は・・えーっとなんて店だったっけ、
そう、松・・なんとかという店でした。(後で修正しとこう。)

これまた開店よりかなり早めに到着してしまい、みんなで待合室で待つことに。

ここでは久住オートクラブ会長のPAPA_MAMAさんの、全開?全壊?の話に盛り上がります。
これが楽しい。

考えてみれば、いろんな場所のいろんな職業の人とこんなに話すことなんてなかなかできない。
やっぱ、バイクという共通の話題があればこそこれだけの人たちと知り合うことができたわけですよね。

「ほんの少しのあたりまえの常識をわきまえること」みんなとお話をするときのルールはたったこれだけ。
こんなにざっくばらんに話しのできる友人ってあまりいないのかなー
それがほんの一年くらいで、こんなにたくさんの仲間ができるなんて。
んーすごい!

ようやく部屋に通され、みんなせいろ蒸しを注文・・かと思えば、うちの息子はなぜかうなぎ丼、せいろ蒸しをすすめるが、なぜかせいろ無視。(お粗末でした(^_^;)
この後、散策&川くだりということもあって、ちょっとだけビールを飲むことに・・・
おかしーなー、なぜか終盤になると、すべてのビール瓶が私の目の前にころがってた・・

そうそう、ここで宮崎より参加のSathoさんが合流!よかったですね。せいろ蒸しに間に合って。

そこからはいつものごとくしゃべり場と化していきました。

一時間ほどもしゃべりまくった後、みんなで散策に・・・・
魚屋さんでエイリアンの干物に感動し、その後北原白秋の生家、お花園とひととおりの観光コースを回り、そこで他のツーリングでたまたま柳川にきていたOkotaさんと合流。

Okotaさんもしばらく自由行動(修学旅行かい!)ということで、行動をともにすることに・・・

Akutaさんの盗難警報装置でしばらく遊んだあと、羞恥心のあるKittyさんを除く羞恥心のないメンバーで川くだりへ、
いや、ほんとうはみんなそれほど川くだりには興味なかったのかもしれませんが、うちの息子がどうしても乗りたいと・・・
で、皆さんにむりして付き合っていただいたしだいです(^_^;

私もあまり期待はしてなかったのですが、これがなかなか面白い。
橋の下を通るときなんてみんな伏せてないと通れない。おいおい、ほんとにあそこ通るんかい!みたいなところもあって、なかなか楽しめました。

また、もっと期待以上だったのが、船頭さんの超おやじギャグ!あまりのいぶし銀なねたに、思わず船が沈んでしまうのではないかと・・・

しかし、とっぷりとっぷりと進む船に揺られながら、高倉犬や志村犬をながめて、あー来てよかったなーと思える瞬間でした。
ふ、と見ると、VANさんも眠そう・・・・

私もゆっくりリゾートを味わっていると、息子はなにやら船から手をのばし、川の上まで垂れ下がった木々の葉っぱを取ろうとしている様子。

あぶないからやめるように言うと、こんどは流れてくる葉っぱを一生懸命とろうとしている。
子供はこんなことするんだよなーとか思いながらまったりとしていると。

「パパ、パパ、ほらみかん!」と私に差し出す。
これどうしたん?
なんと、川を漂流しているみかんをみごとGETした模様。

その後、そのみかんを自慢げに見せびらかしていたのはいうまでもありません。


一路帰宅

さて、楽しいひと時もそろそろ終わり、時間です。
まあ、福岡組はまだゆっくりしててもどおってことないんですが、今回主役の久住オートクラブの方は今から大分まで帰らなければなりません。
Sathoさんにいたっては、宮崎までの道中です。

そろそろ出発しないと遅くなりますもんね。

次の再開を約束しつつ、みなさんとお別れです。

福岡組は八女から高速を利用するとのこと。そりゃ、久留米縦断はできれば避けたいと思うのが人情でしょう。

hanajinさんは江川ダム経由で北九州へ抜けるとのこと。方向が同じなので、江川ダムまでご一緒することに。

面白みのない久留米の道を走り抜け、田園風景広がる甘木へ・・・
途中、道越に「あれが我が家ですよ」と紹介だけして、一路江川ダムへ・・・

帰る前からうちの息子は「ねぇ〜峠いこうよー」と言っていたので、すこし江川ダムあたりを走るかな・・・
どうせだから小石原までhanajinさんといっしょにいこうと決意。

江川ダムが近づくにつれすこしずつコーナーがきつくなってくる。
さて、柳川を出てここまでノンストップ。江川ダムで休憩するか・・・そこまでちょっと失礼して、走らせていただこう・・と、
コーナーを楽しく駆け抜ける。

江川ダムに到着したので、先にバイクを止め、hanajinさんを待つとすぐに上ってきました。
「ここで休憩ですよ〜」と手を振ると、hanajinさんは満面の笑みを浮かべてくれて力強く手を振る。
「い、いかん、あれは別れの挨拶の笑顔だ!」

いやいやそうじゃない、こっちですよ!と、親指を立て、後ろを指差すと、
満面の笑みのHanajinさん、力強く親指をぐっと突き返す。
いかん!完全にお別れのシチュエーションだー!

次のジェスチャーを考えている間に目の前をhanajinさんが駆け抜け、
「えーい、しょうがないやー」と、883のテールライトに手を振るのでした。

またいっしょに走ってくださいねー

今日はありがとうございました。



おわり