秋雨の顛末14(行かずの国東ツーレポ)
著作・製作 Hanajinさん  Hanajinさんってどんな人?



ある種の高揚感なしにはバイクは操れない。

それも操っている時間が長いほど高揚感はその起伏を大きくする。
私は休むより連続で走っている方が好きだ。
連続三時間なんてしょっちゅうだ。二時間はひとっ走り。慣れた道をひたすら走る。

宝泉寺から玖珠、玖珠から山国。特に玖珠から山国へ抜ける道は最高の快走路だ。80キロぐらいで走る。

もうすぐ道の駅山国というところで、しんちゃんが猛スピードで追いついてきた。右にバイクを寄せる。

「眠りそうで怖いんで、寝ていきます」という。しんちゃんにとってスピードが遅かったのかな、と思うがそうではないらしい。
睡眠不足。2時間ぐらいしか寝ていないようだ。

「道の駅が近いからそこで寝ていきなさいよ」と私。
しんちゃんは一度家に泊まったから在り処は知っている。

道の駅へ直進するしんちゃんを残して、michiさんと2人、野峠から英彦山へ。
ここも快走路。

英彦山は紅葉が美しかった。
しかし最近の風雨で落ち葉が散り敷いている。
雨が降れば危ないだろう。今夜駆けつける予定のTAKAさんのことが気になる。この道を通るはずだ。

英彦山の駐車場で一休み。michiさんにここを記憶に留めておいて欲しかった。
この辺ではライダーのメッカだ。今日も幾人かのライダーが羽を休めている。

一本だけ煙草を吸って出発。小石原へ向かう。

小石原道の駅は「耶馬溪」出会いの地だ。3月に初めてオフ会をしてから、「耶馬溪」は始まった。
それからずっと出会いの日は続いている。
今日もpapaさんと初めて出会う。

赤と白のCBが見えた。

続く・・・